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- ゲームクリエイター科
2015保存版!(2)VRデバイスを比較する
お久しぶりです、ゲーム科の志村です、いつも読んでいただきありがとうございます、志村、とってもうれしいです。
さて、前回の予習でVRが簡単に理解できていると思いますが、ここから、実際に体験するにはどうするかをお届けします。
今、学校に在るものです、このあと、ハコスコも手に入れました。
それでは紹介していきます。安い順にいきます。細かい違いがあるのですが、ひと通り見ていくと判ります。
スマホを利用!簡単なVR
まずは低価格でスマホ連動型。
安くて意外と良い感じ!みるBOX
- 自前のスマホをはめるタイプ
約1,000円と安いです、これはスマホをはめるタイプだからです。モニタとセンサーはスマホを利用し、アプリをDLして使うタイプです。5インチから6インチの大概のスマホがハマります。これの固定方式が良く研究してあって、輪ゴムで止めます。他の紙の爪で固定するものよりも、繰り返しても壊れにくくなっています。 - 2眼のレンズ付き
それぞれの視野のためにレンズが付いています。これがひとつのもあるのですが、これはしっかりしていていい感じです。 - ダンボールで軽い、組み立て式
折りたたむとA4くらいの大きさになります。持ち運びも楽ちん。 - 手で抑える方式
被って使うものでは無いので、双眼鏡を覗くようにして使います。これだと現実感は薄いのですが、簡単に仮想空間から戻れるのでお手軽で良いです。本格的なものは取り外ししないといけないので面倒です。 - 穴があいていてホームボタンが押せる
この手のものの最低ラインの価格ではよく研究されています。はめて使うタイプなので、スマホの画面がふさがって操作が出来なくならないように、下の所に穴が開いています。あまり光が入り込まないので苦になりません。
というところです。お手軽なのでオススメです。スマホを入れたり出したりで少し弱くなるので、ある程度で使い捨ての覚悟は要ります。でも安い!
壊れにくくてスマホが入るハコスコDX
これはちょっと高くなりますが、壊れにくいので楽しみたい人には良いです。
- 自前のスマホをはめるタイプ
4方向からギギギって絞めて固定します。色々な大きさに対応します。 - プラスチック製なので壊れにくい
紙製だとだんだんと弱くなるのですが、これは弱くなることはありません。 - 頭を固定するベルト付き
手ぶらで装着ができるので、みるBOXより楽ちんです。ベルトはある程度、大きさを変えられます。 - レンズを左右にうごかせる
これは意外と良い工夫。レンズを左右に動かして、目の間の距離を修正できます。ただし、覗きこんでいるアプリの画面が変化しないので、どれくらい有効化は?
上のと比較するとこんな感じです。ハコスコは結構、古いのではめた状態での操作等を考える前に出ていたものですが、安心感はあります。ここまでが意外と安い部類のものです。他に、先頭の写真に写したDiVRもありあますが、値段と構造はハコスコDXとほぼ同じでダンボール製の組み立て式です。
センサー内蔵で高級感!GearVR
これは家電量販店のデモなどで体験できるので、ある意味、体験したいだけならとても簡単なものです。SAMSUNGのスマホ専用で、お値段もそれな りに高いです。スマホを入れるとかなり高いので、逆に、SAMSUNGのスマホをお持ちの方以外には、ちょっとオススメし難い。
http://www.samsung.com/jp/product/SM-R321/#gallery
- 自前のSAMSUNGスマホをはめるタイプ
フタを開けて固定します。Galaxyシリーズで機種限定なので、買うときに確認が必要です。 - プラスチック製なので壊れにくい
紙製だとだんだんと弱くなるのですが、これは弱くなることはありません。 - 頭を固定するベルト付き
クッションが付いていて痛くないし、安定感もあります。 - ボリュームコントロールなどを外から操作出来る
専用品だけあって、こうした機能を盛り込んでいます。
値段が半分くらいなら良いでしょうか、これのiPhone版が出たらいいと思います、絶対に出ないですけど。
専用のデバイス!本格的なVR
さてここからはモニタが付いてる専用タイプです。
現時点の本命,OculusRiftDK2
学校でもこれで開発実験をしています、おなじみのOculusです、ちなみに2台、あります。
- これとPCを接続して使う
内部はモニタとセンサーしかありません、画像はPC側で生成します。 - 大画面で大迫力!
スマホタイプと違って、殆どの視野を埋め尽くします。スマホタイプが3D映画館のようだとしたら、これは画面の端を意識しない没入感です。 - 現状は商品化前の実験機
これはすごくオススメなのですが、家電量販店では販売していません、海外メーカーから直接の取り寄せ(個人輸入)になります。$350+送料+関税がかかります。
現時点で手に入る物では最強ですが、3D酔いが発生するなど改善の余地があり、未だ高性能化が望まれています。今後、正式版が出るのでまた期待できます。
今後、発売予定のデバイス
現時点では未発売のVR専用のデバイスを紹介します。
昨年の大きな話題、SonyのProjectMorpheus
これは前回の解説でも述べましたが、未発売のPlayStation4に接続するデバイスです。バンダイナムコエンターテインメントによるソフト開発も進んでおり、CEDCEC2015や東京ゲームショウ2015にて何らかの展示が在るはずです。2016の発売が予定されており、大きく普及する可能性があります。
Windows10にも対応、ARデバイスのマイクロソフトHololens
Microsoftが開発しているもので、Mincraft(マインクラフト)をプレイしているデモです。このデバイスは基本的にARで、目の前の現実にCGを合成します。目前の画像認識をするところが他との違いです。当然、Xboxに対応しますから、アメリカでのゲームが多く開発されると思います。
価格と機能のまとめ
ここまでをまとめると、以下の形になります。
価格 | レンズ | 固定ベルト | 構造 | モニタ | 商品例 |
安い | 一つ | なし | ダンボール組み立て | スマホ取り付け | ハコスコ |
↑ | 2つ | みるBOX、GoogleCardbordなど [学校にあります] |
|||
あり | DiVRなど [学校にあります] |
||||
プラスチック | ハコスコDX [学校にあります] |
||||
↓ | 専用筐体 | GearVR | |||
高い | 内蔵 | OculusVR [DK2が学校にあります] |
大体は試しましたが、大別するとスマホ利用とそれ以外で価格と体感で多きな差があります。
これらをオープンキャンパスで体験コーナーをつくっています!
是非、お越しください。
そして、体験した感想をお聞かせ下さい、それを元に開発を進めたいと考えています。あなたのご意見で新たなゲームが生まれます。