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授業中の飲食はアリか?→ゲーム科は無しで

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どうもです、連投する意欲が芽生えました、ゲーム科の志村です。 ゲームジャムも絶賛、受付中です、7/26です。 さて、今回は授業中に飲食はいいか?という話。まったくゲームに関係ない話で恐縮ですが。長文ですので、飽きない集中を持続出来る方、どうぞお読み下さい。

●そもそも「何かきになるぞ」

ことの発端は、全くの自分発信です。学生が授業中に飲み物を飲む姿や、昼休みを過ぎると教室が食べ物の匂いが残っていて、どうも授業するにはしっくりこないな、と思っていました。それと、飲むものが在ると、授業に集中できない面があります、脳内CPUタイムの5%でも損失です。これが元で、ルールを考えてみよう、と思うに至りました。

●本校でルールはどうなっている?

先ず、本校でルールがどうなっているかと申しますと、『学生便覧』という学生生活に関する規範を記す物を、学生には頒布しています、その中で、

机の上に授業に関係無いもの(飲食物など)を置かないこと

と明確に記しています、つまり、学校のルールとして許しているわけではありません。ただし、「置かないこと」なので、口の中で噛み続ける、とか、ずっと手に持っているとか、ハイドレーションバッグを背負うなら良いのか、床に置いたりポケットに入れたら良いのか?という事にはなります。意外な事に、これらの応用例に取り組んだ事例は、私は目撃しておりませんが、それはゲームクリエイター科的には、評価すべきでありますが、少し残念。 この一文は、憲法改正するまでもなく、

飲食を禁止すると共に飲食物を机の上には置かない

と解釈出来ると考えます、拡大解釈ではないですよね?つまり、飲食が有ればルール違反になる訳ですが、処罰の規定も無いので順守することの強制が出来るわけでもありません。

●巷のルールはどうなっているのか?

ルールを考えるに当たり、世間一般ではどうなっているのか、知りたくなりました。学生に有益なルールを他所で作られていれば、参考にしたいと考えたからです。幾つか在りました。

他にも多数、在りました、主に大学が多く、高校までは禁止が原則で問題として捉えられていない、大学になってからルールが一律で無いために顕在化している、そんな印象です。じゃあ、それらで統一の見解が有るのか、というと、これは画一的ではありませんでした。明文化されているところでの代表的な物は、以下です、上記の早大生のルールから引用します。

教室は、原則として飲食禁止です(熱中症予防のために適切な水分補給をすることを妨げるものではありません)。中には授業中にお弁当を食べる非常識な学生もいますが、食事をする場合は教室の外か食堂でしましょう。

最近、節電で冷房を弱める一方、酷暑が続く真夏日で水分補給を認める事は、多々、あると思います、このルールは妥当だな、と思いました。小学校や幼稚園でも、水筒持参がよくあります。

●本校ではどうするのか?意外と一律には出来ない

じゃあ本校ではどうするのか?を考えました。ここで、ケースバイケースである事が発覚します。例えばミュージックスタッフ科等で炎天下など劣悪な環境で作業する場合、水分補給は要るでしょう。また、声優等の喉を使う人達は、喉の保護に必要となるでしょう。こうした事を考えると、単純に画一化は出来ないし、学生が納得して従えるルールにはならない、ということです。

●細かいルールは決められるか?

翻って、本科の場合です。ゲームクリエイター科では、置かれている環境で酷暑になる訳でもなく、歌う必要がある訳でも無いので、水分補給は不要、となります。それなら禁止でいいか、と考えますが、

「いや、飲んでも誰にも迷惑になる訳でも無いのに、いいじゃんか」

という反応が、今まで飲んでいた学生から返されるか?と思いました。お金を払って授業に参加している訳ですから、他人に迷惑にならない限り不問、ということも成立します。飲み物はOK、とするならば、じゃあ、

飲み物はOKなら、アルコールは駄目だけどノンアルコールは良いのか、イヤそれは臭うからダメ

とか、

シェイクはどうするんですか、あれは飲み物ですかね?つぶつぶ入ってるのは?麻婆豆腐が飲み物という意見もありますよ

等と、ルールには切り分けが出来ないところで続いていきます。ここで出てくるものを切り分けるのは、主張する側も規約を宣言する側も、主観に基いて意見が出るため、客観的な基準が出来ないために意見の交錯に終始し、結論は見いだせなくなります。

●ゲーム科はどうするか?そこは答えが出せる

じゃあ、ゲームクリエイター科は許すこともあり得るのか、となる訳ですが、ここで考えたのは、初めに感じた違和感です、その元は何であるのか。飲み物は要らない、と思う根拠です。 ゲームクリエイター科では、こう考えました。

  1. 授業中の普通教室内の自分の机、授業外も含めたPC教室では飲食禁止
  2. 休憩時間中の普通教室内の自分の机、PC教室のフリースペースでは飲食可
  3. 授業中に休憩したい場合、申し出る、長時間の場合は遅刻、早退と同等の扱いにする

というものです。「禁止はひどいじゃないか」という意見が出る可能性もあります。ここに辿り着いたのには理由がります。 まず、授業時間は90分区切りです。この時間は時間割りで全てスケジューリングされており、そこに集中する為に事前の準備をしていれば、飲食の必要性はありません。実際の社会に出れば、就業時間内に集中して作業することが求めれれます、常にチームで動く場合は、なおさら、周囲と作業を同調するために時間を決めて作業することになります。そうした環境に卒業後、入っていくのであれば、今のうちから集中する訓練があって無駄にはならないではないか、と考えるに至りました。
喉が渇きそうなら飲んでおけば済むことで、飲み物があると、それを手に取る限りは少しでも集中を削がれる可能性があり、また、能動的に集中を解いてしまう可能性があります。加えて、長年、見てきていると、そこに手を伸ばす学生に限って作業が遅い、というのを目にしています。これはBGMを聴いていたり、何かしらながら作業をする人に見られました。

このルールにするぞ、と理由と一緒に学生に言いました。意外なことに、「それは反対!」という学生が居ませんでした、同調してくれる学生が多かったです。だったらはじめからそうしとけばよかった!と思いました。 長文、失礼しました、ご愛読感謝いたします。 何かありましたらコメントをどうぞ!またルールは変えるかもしれませんが。


 

PS このポリシーをブログに載せる必要が有るのか?
というご意見を頂戴しました。確かに公に伝える必要が有るのか、誰が読むのか、という内容である事は多分に予想された上で、書いています。この記事によって、ルールが在る中に入って来ることを入学するであろう人達に知ってほしいのと、そのルールも含めて将来に役立てられる可能性を考えている事を、理解しておいて欲しいからです。
そして、このルール自体が、現代的ではない等の意見を頂けるなら、それをまた参考にし、より良い環境を作っていきたいと考えています。上記にも書きましたが、学生がすんなりと納得出来ているのが救いでしたが、他に当てはめられるかどうかは判りません、その意義を伝える事、意義に関して考察する事が、今後、学校に求められると考えています。

ご意見、お待ちしています。

専門学校デジタルアーツ仙台
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