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[ゲームCGゼミ(1)] SOFTIMAGEを学ぶみなさんを対象とした「ゲームCGゼミ」を始めます。
このブログはCGクリエイター科でSOFTIMAGEを勉強中のみなさんを対象とした「ゲームCGゼミ」の予定や記録です。CGアプリだけでの制作から飛び出して、ゲームエンジンでゲームを作って、CGデザイン技法を検証したり洗練させたりしましょう!
はじめに
授業のゲームグラフィックスAでは、3DゲームCG技能のうちテクスチャ制作技能を、良いゲームテクスチャの条件とphotoshopでの実践を扱って来ました。そして3D形状作成とシェーダの適用を、その後の3DCGモデリング&レンダリングの授業でCGアプリsoftimageの操作として扱おうという計画でした。このように授業を計画した理由のひとつは、両者を統合的にゲームアートとして仕上げられる(CGの初心者から中級者までが学ぶ)適当なゲーム制作環境が、これまでなかったからです。
しかしどうやら学生が個人でゲーム開発環境+エンジンを手に入れ、実際にゲームを作りながらCG制作技能・CG表現手法を研究し、そしてPCやスマートフォンのゲームとして発表できる時代が到来したようです。 震災に会い大幅な機材の更新はなりませんでしたが、なんとか試験的に導入してもらったQuadro600搭載の比較的安価なマシンが、どうやらかなり順調に先のゲームエンジンを動かしてくれる様子です。授業としてはまだ開始できませんが、差しあたって授業外の時間、希望者参加のゼミ形式で、「ゲームCGゼミ」を始めたいと思います。インタフェースの違いや英語の壁、若干のスクリプトの開設を支援しますので、みなさんどんどん面白いゲーム・素敵なCG表現を作り上げてください。
さて先に述べた「個人で入手できるゲーム開発環境」とは、今話題の、Unity®、とUnreal®(UDK)、CryENGINE®3 SDK等の3Dゲーム開発環境・エンジンの製品のことです。これらはパソコンで稼働し(注)、PCゲームやスマートフォン向けのゲームが開発できます。さあCGアプリでの制作を飛び出して、実際にゲームを作ってデザイン技法を検証したり洗練させたりしましょう!
(注)クラスのみなさんが使っている3DCG制作用PCなら、何の問題もありません。しかし、もしクラス外の方がこれを読んでいるかもしれないので、注意点を少し補足します。これらのゲーム開発環境・エンジンは、ある程度強力な3次元計算をする性能があるマシン-2007年以降のCG制作用またはゲーム用のマシン(外付けグラフィックボード)でないと稼働しないと思います。一般的なPCの場合、2007年以降のマシンでも「グラフィックボード」と呼ばれるデータを画像にするパーツがないか、性能が不十分な場合は、残念ですが動作しないと思った方がいいでしょう。