みなさんん、ゲームクリエイター科の志村です、また読んで下さりありがとうございます、志村、とってもうれしいです。

さて今回は、本校生のチームが最優秀賞を受賞した、という話です。

DA・TE・APPS2018【GLS for Education部門】最優秀賞

Global Lab sendai（通称GLS）という、仙台市が中心となったフィンランドのオウル市と連携したゲーム・ITを支援する団体の主催です。産学連携で在仙ゲームデベロッパのメンターによる協力ものと、エントリーした学生チームがスマホゲームアプリを制作、120円で販売、販売数が一番だったところが優勝する、というコンペです。在仙のいくつか専門学校が学内チームを作り、半年以上かけてています。

なんと！皆さんのおかげでDA・TE・APPS!2018とゆう大会で見事優勝することが出来ました！
ありがとうございます！
この大会の後もゲームをより良いものにしていきたいと思います！
これからもよろしくお願いします！#dateapps2018#東北きりたん pic.twitter.com/CQA05wZUDM

— きりたんという妹ができました💕 (@kiritan_imouto) 2018年2月10日

こちらが公式サイトになります。
http://dateapps2018.strikingly.com/

優勝アワードは賞金30万円！1チームのみのバトル

優勝すると、30万円のアワードがあり、また、今回は副賞でスポンサー様からバッグのご提供がありました。

優勝は1チームのみで、売り上げの対決、負けたチームには何も賞典は無いのでとてもシビアです。これはGLSのポリシーで、リアルビジネスを体現することが目的になっているからです。その優勝を目論んで、プロモーションなどに励むのが、このコンテストの特徴です。

優勝したのは「きりたんという妹ができました💕」

💕もタイトルの一部です。この作品は、現在もGooglePlayとAppStoreにて販売しております。

iPhone,iPadの方	Androidの方
こちらのAppStoreからダウンロード	こちらのGppglePlayからダウンロード

ゲームは、この「きりたん」と呼ばれる女の子と会話したり、ストーリーを読み進めるというもので、親密度が上がるとご褒美として声が聴ける（ご褒美ボイス）、というものです。

勝因はIPとありがたいSNSのファンのみなさん

このキャラクターは、全国区ではあまり有名では無いかもしれませんが、一部のファンにとってはなじみ深いものです。東京アニメアワードでも投票数が多く、恐らくランクインはしているでしょう。
https://vote.animefestival.jp/finish.html

キャラクターの利用規約が「東北地方の企業などは利用料がかからない」というライセンスになっており、仙台であればだれでも使えます。発売前に先行で学園祭で展示、Twitterで宣伝を少しだけしていました。そこでも少しアクセスは稼げていました。多く売り上げを伸ばすきっかけは、こちらでした。

東北の学生さんが作ったアプリです๓(｡•∀•｡)๓
こういう活動ができるのが東北ずん子プロジェクトの面白くて楽しいところ⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

みんなで遊んでみてくださいね♥︎:°.٩(⑅•ω•⑅)۶.°:♥︎ https://t.co/lS5Oi8uDbP

— 東北ずん子(公式)【毎日投票】お願いします！ (@t_zunko) 2018年1月2日

この紹介のRTから多く広がり、初期はAndroid版しかなかったにも関わらず、多くのダウンロード数になりました。

戦略なき戦略こそが功を奏する時代

こうした「IPを利用して売り上げを伸ばす」ことを当初から目的としていたのか、というと、実際にはあまり考えてませんでした。単純に「きりたんのゲームを創りたい」というだけの欲求から制作しています。その目線は単なる「きりたんファン」であって、内容もそうしたことになっています。そのため、内容に関する様々なゲーム要素を掘り下げた考察は繰り返され、いろいろサジェストはしていましたが、実装に至らず発売しています。時間的・金銭的な制約ももちろんありましたが、ファン目線を崩さなかったのが勝因と考えています。一方、それが故、顧客目線での厳しさはあり、アプリの評価も高いとは言えません、ここは今後の課題になると思います。

振り返りは作品展の反省会で

この作品以外も、本校ではいくつかのエントリーをしていました。それらを集めた振り返り反省会を、2/17(土)13:00から本校で開催します、是非お立ち寄りください。作品展も同時開催しています。