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2017/01/25
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いい仲間でいいゲームが出来ました! Global Game Jam® 2017 Sendai

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寒さが厳しいですが負けませんよ、ゲーム担当の志村です、今日も読んで頂きありがとうございます、志村とってもうれしいです。

さて今回は、前回に告知した『Global Game Jam® 2017 Sendai at デジタルアーツ仙台』が無事、終了したので、その模様をお届けします。

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いい仲間でいいゲームが出来ました! Global Game Jam® 2017 Sendai

ということで、ただ、このイベントが何なのかがあまりご存じない方もいらっしゃるので少しだけ、解説します。

Global Game Jam®とは、世界同時に48時間でゲームを作る

このイベントはゲーム業界では結構、誰でも知っているイベントで、2009年から開催されています。日本ではIGDA日本(国際ゲーム開発者協会日本)が運営支援しています。

Game Jamは、ゲーム開発を行うハッカソンです。
その中でも、Global Game Jam (以下、GGJ) は、ギネス記録を持つ世界最大のGame Jamです。

全世界にハッカソン会場が設けられており、全世界で同じ日に同じテーマでゲームを開発します。GGJは、2009年の初開催以降年々規模を大きくしており、2016年1月のGGJでは、世界93の国と地域で、36,000人以上が参加し、約6,800の作品が制作されました(世界の会場一覧はここから見られます)。

日本では、北海道から沖縄まで19会場が設置され、600名以上の参加者がGGJに参加しました(日本の会場一覧ページはこちら)。

IGDA日本サイトGlobal Game Jam JAPANより引用

このイベントを通じて、世界中の開発者が互いに同じテーマでゲームを作ることで交流をはかるものです。

仙台会場での開催は2年ぶり

過去には2015年に、同じく本校を会場に開催していました。このときは国際ゲーム開発者協会東北(IGDA東北)の主催で、本校は会場を提供する協賛という形でした。それ以前はコワーキングスペースを会場とした2012があり、当時の本校の学生も、参加していました。こうした、仙台は「やるときもある」という状況でしたが、本校では会場提供したこともあり、学生で参加希望者が居たので、今回は本校が開催という形をとりました。ちなみに、会場と運営者がきちんと用意できれば申請できるので、どなたでも開催は可能です。

いろいろな人が集まりました仙台会場

今回は本校を会場に当方で主催していますが、このイベントはオープンに開催したので(オーガナイザーの判断で決められます)、色々な人が集まりました。予想はしていましたが、本校の学生が多くなっています、その他は、卒業生のゲーム開発企業で働くひと、大学生や専門学校生などからの参加がありました。日本人では無い人も居て、良かったです。

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48時間の短期戦のような長期戦、開幕!

今回は2017年1月20日(金)16:00 - 22日(日)18:00で開催しました。本校生は科の実習室から少しずつ、登場しました。その前の設営は授業のない学生が行いました。

本校では集まった人を予めグループで分けていました。ゲームは大まかに、以下の職種に分かれます。

  • アイデアから設計仕様を作る「設計士」のゲームデザイン
  • 実際の細かな動作を創る「大工さん」のプログラマ
  • 出て来る画像を描く「壁紙屋さん」のグラフィック担当
  • 音を出す「ミュージシャン」のサウンド担当

巧くバランスをとり、初心者と経験者も考えてチームビルドをしておきました。これは主催でどう運営するかの判断をしますが、今回は学生が多く巧者とは言い難いひとが大半だったのでこの方法にしました。今回は、Aチーム、Bチーム、Cチームの3つに分かれてます。

テーマの発表、そして制作開始

それから、テーマがGGJ本体の動画によって発表されます。「世界同時」は時差を考えての同じタイミングで、日本国内は同じタイムゾーンなので一斉に動画を開催サイトごとで観ています。英語でチンプンカンプンな人も居ましたが、字幕をIGDA日本の方がつけてくれたので助かりました。

テーマは"WAVES"でした、意外と直球!というものでアイデアは出しやすいものでした。

各チームにはテーブルと電源、WIFI、ホワイトボードを用意しています。これに書いたり、思ったのを付箋に書いては貼り、それを整理してアイデアをまとめていきます。この辺の作業は慣れている人が多かったので、意外とスムーズに進んでいきました。

そして、一日目のおやつです。

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こちらはスポンサー企業様からのご厚意で提供できました、ありがとうございました!ちなみに直ぐ食べてなくなりました😂

そして、本校会場は一旦、クローズです。他のサイトは徹夜可能なところもありますが、本校は夜間にはクローズして各自、鋭気を養ってもらう形にしました。

二日目、再開、本格的にゲームを組んでいく

今回は意外と各チーム、アイデアがまとまって再開してからの作業も早かったです。初心者が多く難儀する思っていましたが(本校の1年生が多い)、そこは意外でした。


各チームでのアイデアはホワイトボードにまとまった状態で、完成イメージもある程度、共有出来ています。ゲームジャムでは時間が限られるので、先ず、完成できる仕様のコアな部分を設定し、それの完成と動作を確認した後、更に実装する部分を増やす方法が一般的です、それが出来ているのが良かったです。

この時間帯から、Youtubeのライブ配信を本校から発信しました。ちなみに⇓は現在、配信していませんが、録画をご覧いただけます、すごく長いですけど。

録画がこちらです、午後から撮っています。この時間帯の14:00から東京の日本での本体と中継で繋げています。

試作品が完成、お互いに疲労披露

時間を区切って17:00、試作品(アルファ版と呼びます)をお互いに披露しました。

この時、チームで差が出ました!

AチームとBチームは試作が大体、出来た状態でしたが、Bチームに暗雲が、、、。出来てたチームのゲームを相互プレイしたようすがこちらです。

こちらはAチーム

これがどういう形に仕上がるのか、楽しみです。
そして、Cチーム。

ここは見覚えのある絵柄をうまく使って画像が入ってるので、完成がさらにイメージし易いです。

ここで検証した部分も考えて、更に3日目に突入します。この時間が中間点で、残り24時間になってます。

良いゲームオーバーを目指す!ラストスパート

そして3日目です。

ある程度の形になっていたチームは音等の素材を取り込んでり、ゲームを飽きなくプレイできる仕組みを入れたりと、仕上げに入っていきます。

遅れていたBチームも先が見えてきて、少しずつ完成へと向かいます。ここが不安でしたが、これがあるのがゲームジャムとも言えます、良い試練です。失敗しても大怪我しないときは、それが今後の糧になるので無駄になりません。

ラスト1時間!完成したゲームをアップロードし全世界へ公開

意外にも(?)、各チーム余裕でした、完成しました!!
ここが当方は少し、驚きました、時間ギリギリでおかしくなって、ということがありませんでした。
完成したゲームは各チームからプレゼンしてもらいました、相変わらずぐだってる動画でスミマセン。自分の声が大きいのは撮りながら喋っていたからです。


ここまでやりきると、すごく充実感があります!

そしてスポンサー企業様からのご厚意により、おやつをまた頂きました。

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たいへんありがとうございました!

こうして制作されたゲームは、こちらのサイトからダウンロード頂けます、当サイトではWindows用のゲームとなりました。

http://globalgamejam.org/2017/jam-sites/global-game-jam-2017-sendai-%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E4%BB%99%E5%8F%B0

※サーバは復旧した様子です

なかなか大変でしたが、完成するとすごく楽しいです!!

今回は学生が多かったですが、仙台を盛り上げたいというゲームデベロッパの方々や、他校の学生さんにも参加してほしいです。

勿論、中高生での参加も今後、開催するときは考えていきたいと思います。

ゲームを作りたいならば、つくりましょう!
そして参加したJammerの皆さん、またお逢いしましょう!!

[まとめ]

[参考]

専門学校デジタルアーツ仙台
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